2018年10月13日土曜日

PTA教育講演会


今日は土曜授業の日,2校時のフリー参観の後,PTA文化部主催の教育講演会が開催されました。講師は,鹿屋体育大学名誉教授で本校のスクールカウンセラーの志村正子先生です。演題は「スクールカウンセラーから伝えたいこと~思春期を迎えた中学生の保護者に向けて~」でした。

・スクールカウンセラーの仕事内容や効果については,
 「話を聞いてもらえてスッキリする。問題や将来への展望が開ける。経験の乗り越えによって成長できる。」など
・思春期の子どもに対する接し方では,
 「本人がやるはずという前提に立った言い方(何回言ったらやるの→何時にやるの?いいことと悪いことは一貫させぶれない。指導の叱りは短く,できればビシッと一言,タイミングを逃さず。悪いことは存在の否定ではなく,行為の否定を。悪いことをしていない時に認める,優しく接する,手本を示す等,いい気持に(⇔悪い時だけ関心を向けられると誤った学習をしてしまう危険)。」など
・第二反抗期とは,
「それまでの素直な子どもが突然変貌し,口を利かない(別に,うるさい,うぜー,分かってるしか言わない),学校からの連絡を渡さないなど
 「反抗の激しさは,人により異なる(第二反抗期が見られない場合もある)。自立しようとする行動が反抗と受けとめられる面も。理想の自分と現実の自分にもギャップ。」
 
 その他,相談事例やストレスと心の健康,リラクセーション法等についてなど,心と体の健康についてとても大切なことを学ぶことができました。
 PTA文化部のみなさん,志村先生,ありがとうございました。